まあ、難しい問題を取り扱っているのだからしょうがない一面もありますが、あんまり細かいことを書くのもねえ・・・。
私は吹けば飛ぶような小さなスクラップ屋のオッサンですので、「オンドレ!コラ!」と分かりやすく書くのが良いのかもしれません。
今日は堅いことを書かずに、身近なことを書きましょう。
弊社は日本人による輸出向き中古品や再生金属資源を扱う業者としては珍しく、未だに中古自転車を取り扱っております。
中古自転車というのは広大な保管用地を必要とし、またコンテナ詰め等の際には人海戦術で多大な労力を必要とします。
その割には薄利ですので、まともな(?)業者は敬遠するのがトレンドかと思います。
一言で言えば、「面倒くさいし場所を取るし、アホらしくてやってられない」仕事です・・・。
にもかかわらず、何で弊社がそんなことをやっているんでしょうねえ?
理由は自分でもよく分からない・・・。
ただ、数年前に資源価格が暴落してどうにもならなかったときに、自転車で食い繋いでいた記憶が染み付いているのは確かだと思います。
あの時、中古自転車を扱っていなかったら、ヘタっていたかも知れません。
その感謝の気持ちと、ささやかなリスクヘッジを兼ねて、未だに中古自転車を扱っているのでしょう。
中古自転車は、低位安定した商材なのですが、それでも多少の相場変動は存在します。
昨年ぐらいから、「ママチャリ」と呼ばれるハンドルがカーブしたタイプの自転車の人気が安定していたのですが、ここ最近は非常に売りにくくなっています。
主要販売先の某国で、在庫が山積みになって相場を押し下げているようですね〜。
二年ほど前かな?
ハンドルがまっすぐなシティサイクルタイプ(いわゆるストレート)が急激に売りにくくなったのも、主要販売先の某国で在庫が山積みになったことが原因だったと記憶しています。
需要と供給のバランスが崩れると、中古自転車でさえ(?)大きな影響を受けるのです。
2012年10月15日現在で、ママチャリ1台600円、ストレート1台400円で買い取りしています。
なお、中古自転車は持ち込み限定です。
4トン車に満載しても60〜70台しか積めないので、引き取りで単価計算をすると、運賃でほぼ買い取り価格が消えてしまいますからね〜。
1台とか2台単位の自転車を、「タダで良いから引き取りに来てほしい」という依頼を受けるのですが、スクラップにしかならない自転車が多いことを考慮すると、燃料代にもならないことが多いんですわ。
ただし、他の中古商品や金属スクラップを引き取りに行った際、余ったスペースについでに自転車を積むのなら全く問題ありませんので、そんな場合はお気軽に声をかけて下さいね〜。
あまり無理をして、自転車を扱うのが嫌になってもいけませんので、細々と取り扱わせていただくつもりです。
決して高価な中古商品ではありませんが、「中古自転車という手もある」と、たまには思い出してみてくださいね。
【関連する記事】